境界線上をゆけ

テクノロジーとビジネスの狭間で格闘する

かわいいヘビーメタルを生んだアイデアの作り方

ヘビメタ待望の新ジャンル


メタルとアイドルの融合という新しい切り口でフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本を巡るツアー『BABYMETAL WORLD TOUR 2014』を展開中のベビーメタル。


「ヘビー」じゃなくて「ベビー」です。



↑ロンドン、ロサンゼルスは既にチケットが完売。




BABYMETAL - ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! - Live ...


観客「DEATH!DEATH!DEATH!」
ボーカル「ヘビメタDEATH♪」


なんて盛り上がってる様子は、なんか映画「デトロイト・メタル・シティ」を彷彿とさせます。


デトロイト・メタル・シティ スペシャル・エディション [DVD]

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AKB48しかり、日本の芸能プロデューサーはアイドルの新ジャンル世界的にヒットさせる力を持っているんだな~と関心しますが、彼らはどういう風に新しいアイデアを作り出しているのでしょうか?

新しいアイデアの作り方


どうしたら既存の常識を疑えるのか?と肩に力を入れても良いアイデアは出てきません。


「新しいものってどうやって生み出すんだろう?」
「ゼロからイチを生むって本当に難しいんだろうな~」


などと昔はビビっていたんですが。


"アイデアとは「既存の要素」同士の「新しい組み合わせ方」"と書かれた本に出会えた事でホッとしたのを今でも覚えています。

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

  • 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 1988/04/08
  • メディア: 単行本
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ただし、そのアイデアが大ヒットするのか?中ヒットなのか。
そのポテンシャルは、組み合わされた要素同士の意外性というか、反発度合いに比例します。


組み合わせる要素同士は、一見して逆に見えるくらいで丁度良いというか。


このベビーメタルは「アイドル=可愛い」と「ヘビメタ=狂気」が反発している度合いが非常に高くインパクト大。
また、言語を超えた音楽やビジュアルは海外展開しやすいという利点もあるでしょう。


以前書紹介した「ゼロ・トゥ・ワン」で著者のピーターティールが採用面接で必ず聞くことにしているという質問があるそうで。


「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」


というこの問い。


これは非常に本質的で、インパクトの大きい組み合わせを発見する手がかりになるかもしれません。


本日の学び:

「アイデアのポテンシャルは、既存の要素同士の反発度に比例する」