境界線上をゆけ

テクノロジーとビジネスの狭間で格闘する

会社や上司の指示が矛盾している!と憤りを感じたら、逆にチャンスという話

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昨夜、社内パネルディスカッションに呼ばれて恥ずかしながらお話をさせて頂きました。

Bizreach & LUXA CTOで
レイハウオリ CEO:竹内真さん
竹内真のCTO対談「BizHack」 - エンジニアtype

元サイボウズLIVEプロダクトマネージャで
現Zknowプロダクトマネージャ:丹野瑞紀さん
丹野 瑞紀 プロフィール - Wantedly


#TOPクラスの作り手である2人。その頭の中にある抽象度の高い概念を聞けて、知的興奮が満載。




脳内麻薬がドバドバ出て、内向型人間にとっては、本当に心地良い知的な刺激が得られた幸せな時間でした。


【以下、自分のパートで簡単にお話したことの骨子。他の方の内容は書いて良いのかわからないので割愛】

・経営トップや上司の指示は、一見矛盾しているように聞こえる時が多い
・「走りながら考えて」「売上を増やし、でも顧客満足度は下げるな」など
・短期KPIと長期ビジョン達成の両立は、「施策同士が時間的に関連してつながってる」のが見えるようにするのがポイント
・仕事をしていると、繰り返し「矛盾ぽいやつ」が目の前に現れる
・どんな職種の仕事でも、毎日向き合ってるのは大抵、この「矛盾ぽい問題」である
・それが現れたらチャンス!実は矛盾してない事が多い
・矛盾しているように感じてしまうのは、認知バイアス(先入観)があるから
・例えば「売上向上のための会員獲得」のための「反応数アップ」のための「メールを頻繁に配信」で「ユーザー満足度が低下」問題
・メール配信頻度とユーザー満足度が、まるでトレードオフを起こしている(両方同時に成立しえない)かのように感じてしまう
・それが「矛盾ぽい問題」で、実はブレイクスルーして一挙に解決する方法はある、だけど発見できてない、あるいは試してないだけ
・勇気がいる施策の実行については、ステイクホルダーと点で握らず、線で握ること
・点とは静止画。線は動画。真逆に見える活動も、時期を決めて振り切って実行すれば可能になってくることが増える
・イメージは、反復横跳び → ジグザグ走行 →螺旋運動
・小さい反復横跳びは時間とお金のムダ
・「職種」とはコンビニのおにぎりのようなものである
・以前は存在しなかった新しいおにぎり「明太子マヨネーズ味」とかが出てくるのと同じ
・「職種」とは誰かが便宜的につくったラベルなので、絶対的なものだと思わないほうがいい
・常に先を読もうとする人にとっては、時代の振り子が振れる前に寿命が来るような変化が少ない時代は利点が薄いけど、インターネットの時代は変化が速いのでチャンスが多い